今年の5月ごろにGoPro Karmaドローンを購入して、5ヶ月ほど、山から海、伊豆からハワイまで色々な所で撮影しました。
割と気に入っていたKarmaドローン(以下Karma)ですが、「ドローンを使うならちゃんと知識つけたいな」という思いでDJIのイベントに参加してみました。
そこで、ドローンで写真の作品を手がける別所隆弘さんと、映像作家の方(バカなので名前を失念…)のお話をお伺いしました。
「ドローンで撮るなら普段と違う視点で」
「カメラで取れるアングルは意味なくない?」
おっしゃる通りです。
まんまとドローンの可能性により引き込まれました。
昔から格好から入る性格なので、早速DJI社のハイグレードドローン、Phantom 4 Pro(以下P4P)とKarmaの比較をしてみました。
【Karmaの利点】
- アームを格納できる
- ジンバルを取り外し、手持ち使用できる
- コントローラの画面が明るく、非常に使いやすい
- 割とコンパクトな専用ケースが付属される
- iPhoneなどに写真、動画を簡単に転送できる
【Karmaの欠点】
- バッテリーがやたらでかく感じる。複数持ち運ぶのは面倒?
- プロペラの取り付けに専用工具が必要(なくてもつけれるが怖い)
- ケース機材しか入らない(充電器を抜かない限り財布すらしまえない)
- カメラがGoProなので、画質に限界がある(F値2.8固定、センサーサイズも1/2.3インチ)
- 操作するには専用コントローラが必要
【P4Pの利点】
- 画質が良すぎる(Cinematic 4K 60p@100Mbps – H.264時)
- フライト時間が比較的長い(たかが3分、されど3分)
- フライト中にカメラ設定が簡単に行える
- コントローラのスティック操作がスムーズ、かつボタン設定をカスタマイズできる
- プロ感がある(見た目から入る人必見)
【P4Pの欠点】
- でかい(Karmaに比べると幅と高さがある分、短い。正方形:長方形)
- カメラが機体に固定されている
- 全体のインターフェースが分かりづらい(よく言えば変更できる設定が多い)
- コントローラがなかなかWi-Fiを見つけてくれない(個体差?)
結論から言うと、
「Karma = 高価なおもちゃ」
「P4P = お手頃な撮影機材」
コンデジと一眼レフの違いかな。
DJI社とGoPro社のドローンに対する熱量も、UIやウェブサイトを見るとわかる。もちろんドローンをメインに作っているわけではないが、飛行禁止区域での空撮を自動的に禁止させる装置も、ドローンの名を汚さないための仕組みで、しっかりしている。
さて、あれこれ検討していたら、なぜかカートの中にP4Pが…いつの間にかカード決済されて…
気づいたら家に届いてました。(舞い上がって写真撮り忘れた)
実際に初めてP4Pを飛ばして、瞬時に画質の良さが歴然。
日の出を撮ろうと思い葉山へ来てみたが、案の定寝坊。上る所は取れなくても、岩場で休む鳥の群れを発見。
やっぱり画質は圧倒的に良い!Karmaの最高画質で撮ってもディテールを残すのは難しかった気がする。
「コスト」「柔軟性」「持ち運びやすさ」を選ぶならKarma。
「画質」「操作性」「プロ感」を求めるならP4P。
いずれにせよ、両方ともすごい楽しいので、イベントなどで試してみてはいかが?